総合カタログvol.17
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明治32年(1899)8月、東京墨田区において、木内弥吉によりわが国最初のビン容器入糊を発売。これを日本一の事務用糊にしたい、という意味で日本の別名「大和(ヤマト)」と命名。当り矢じるしでおなじみの「ヤマト糊」のマークをもって製造を開始した。1899年〜1950年ガラスが手に入りにくくなった第二次世界大戦中は、陶器の容器を使っていたこともあったが、陶器は壊れやすかったので、戦後はガラスの容器に戻った。1941年〜1945年ヤマト糊のトレードマークの黄色のフタは、もとは金色に光るフタであった。容器に印刷されたシンボルマークは矢が的に当たる、つまりそのまま矢的(ヤマト)という意味。また、矢が的に当たるように、糊の商売が「当たりますように」という願いも込められている。ボトルのり1958年〜ゾルヤマト1959年〜スティックのり 口紅タイプ1971年アラビックヤマト1975年〜大正12年に制作されたポスター。モデルは、当時松竹の人気女優であった栗島すみ子。2■掲載写真の色は印刷の関係で実際の色と多少異なりますので予めご了承ください。ガラス壜入り1950年〜1960年ゴム糊1950年〜1968年チューブ糊1952年〜1956年チューブのり1956年〜メモックロールテープグリッターグルー1992年〜2001年〜さかだち1992年〜ペーパークイリング2002年〜YSシリーズ1994年〜アラビックボンド2004年〜グラスデコ2001年〜カラリックス2004年〜1926年1989年一つの物を他の物とくっつける ―― それは単に1プラス1を2にするのではなく、今までになかった新しい価値を見出すということです。 わが国の、のりの歴史はヤマトとともに歩んできました。明治32年(1899年)、日本で初めて「保存の効く糊」をビン容器に詰めた画期的な製品を開発して以来、ヤマトの120余年に及ぶ歴史は、「接着の持つ限りない可能性を、創造的な商品に変えて世に送り出す」という挑戦の連続でした。現在ヤマトの製品は、家庭や学校、オフィスで使われる文具からクラフト素材、そしてさまざまな工業用製品まで、幅広い分野でご愛顧いただいています。また、ヤマト株式会社は地球環境保全が人類共通の重要課題であることを認識し、「自然環境保全に努め環境にやさしいよりよい企業活動を行う」ことにつとめています。接着・粘着の専門企業として、人と人、企業と企業、文化と文化を結びつけるヤマト。オフィスや学校、ご家庭の毎日を快適にサポートする製品をお届けします。創業昭和平成Our History明治32年1899年ヤマトはこれからも接着の持つ限りない可能性を、創造的な商品に変えて世に送り出します。

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